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DIARY

2017.09.23.

終盤の攻防 全日本最速店長選手権2017レポート 最終回

TEXT BY SQUADRA

残り10周を切った位から、集団の動きが鈍くなり始めます。

集中力もすこし落ちるような雰囲気。

きっと一桁周回数が見えて、完走目前にほっとしたような感じ。

こういう『ほっ』とした時、レースは動くもの。

前では2名飛び出しているが、集団は牽制(というか小休止)気味。

集団ふと落ち着いたタイミング、裏の下りで2名抜け出すのを、躊躇して見送る。

そのまま、数名飛び出すもこれもお見送り。

集団は対『逃げ』というよりも、対『井上店長、岩島店長』という感じ。

前方では逃げの合流が確認でき計8名。

岩島店長ここで男気をだして、本気を見せ始め追走開始。

わたしも便乗する形で、今一度レースを振り出しに戻したい。

谷岡店長も懸命に牽引してくれている。

残り周回数が少なく、タイム差が縮まっていれば、人数的には逃げはやりにくいだろう。

ローテーションをさぼる人が出てくる事が多いからだ。

集団の鬼気迫る追走のおかげで、残り2周残しレースを振り出しに戻す。

終盤にハイペースが続いたため、人数も大分減っている。

マークマンは井上店長、岩島店長、そして、スプリントならめちゃ怖い藤岡店長。

井上店長は姿が見えない。

残り1周、筧店長が再度アタック。

ここに中尾店長が加わる。

集団牽制するとややこしい展開だが、続いて岩島店長が前に来る。

ペースは上げないが落とさない引き。

去年先行して刺されているから、今年は逆に後ろからまくりたいので前に出たくない。

藤岡店長もいる。残り半周、先頭誰も引かない。

 

 

と、ここで谷岡店長、集団先頭を男の牽引開始。

筧店長、中尾店長を捕まえにかかる。

わたしは番手で谷岡店長励ます!『最後までー!』

 

最終2コーナー筧店長、中尾店長を切り離して単独ゴールを目指している。

最終コーナー筧店長遠いが追いつくか?

スプリント開始!

 

全然かからん。

 

筧店長、ゴール前で片手上げるも後ろが迫っている事を確認して、踏みなおす!(見ないで~)

筧店長逃げ切り、コンマ2秒差で届かず、さらに藤岡店長にも刺され3位。

 

毎年表彰台に上がらせて頂ける事は本当に運が良いと思いますが、

来年は心身共に整えて、もっと前で戦うレースが必要です(反省)。

ずーっと後ろでくっついて、最後だけ出てくるようなレースはよくありません。

 

レースは果敢に戦って勝つもの。

 

筧店長がそれを実行しました。

 

PHOTO:サイクルスポーツ

真ん中ピンク色がわたくし。

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