試乗車 人気クロスバイクシリーズ番外編VOL.1

BICYCLES

2017.10.19.

試乗車　人気クロスバイクシリーズ番外編VOL.1

TEXT BY SQUADRA

こんばんは！

お待たせしました！

新しい試乗用のバイクが組みあがりましたので、ご紹介させて下さい。

今回は、いつもと少し志向を変えましてというか、少し変わり種というか、なかなか乗ってみる機会が少ないのでは無いでしょうか？TREKの大人気クロスバイクFXシリーズの番外編としまして、、、

高級ラインのカーボンクロスバイク

FX S5　サイズ16

¥237,000(税抜)

S5のSはスポーツのエスで御座います(^^♪

フィットネスはもちろん通勤も、週末ライドにも対応するこちらのモデルは、びわいち等のロングライドを楽しみたいけど、通常のクロスバイクでは疲れるし、物足りないけど、ロードバイクのドロップハンドルは少し不安、、、なんて方にピッタリの一台かと思います。

まず、一番の特徴はと言いますと、トレックが誇る、トレック史上、最強で最軽量のカーボンであるOCLVカーボン（Optimum Compaction Low Void（超高密度圧縮、低空隙、このモデルは400シリーズを搭載）を使用した乗り味言うことなしの大変贅沢なフルカーボンフレーム仕様です。

アメリカ国外には輸出禁止となっている軍事レベルのカーボン素材を基に、トレックが数えきれないほどの研究時間をつぎ込み、カーボンの編み方（クロスか、ユニディレクショナルか、など）を完成させて、

繊維とレジンとが理想的な割合となるよういくつかの層に分けられて配置、重ねられた複数のカーボンシートを熱と圧力とを交えつつ、カーボンラグに圧着させていく超高密度圧縮、、、こちらが英語表記ででOptimum Compaction

そして、強度と耐久性が下がらないように、カーボンファイバーの層間に存在する空隙を最小限（航空宇宙産業の水準）に抑えるLow Void（低空隙）

O.C.L.V

いや～、こうやって見ると非常に難しいですが、、、自転車のフレームにとっては、間違いなくシンプルに世界最高峰のカーボン製法の一つですねwww

気になるフレーム構造ですが、こちらもトレックが誇る、路面からの振動を軽減させ、疲労を蓄積させることなくライダーの体力を長持ちさせるIsoSpeed テクノロジーが搭載されています。

そのIsoSpeedっていったい何なの？何がすごいの？っていいますと、トレックを含む各スポーツバイクメーカーが試みてきました振動吸収性という課題への試行錯誤（サスペンションシステム、エラストマー、振動吸収ダンパーなど）に対し、IsoSpeedはダイアモンド型のフレーム形状を保つが、シートチューブをトップチューブから「分離」させ、路面からの振動に従いシートチューブをしならせるという画期的な構造で、レースバイクデザインが持つ感覚と効率の良さを兼ね備えつつも、路面からの衝撃を吸収する相反する問題点をクリアできた、数多くのトッププロのライダーも恩恵を受けています美味しいとこ取り、、、技術の集大成の一つで御座います。