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DIARY

2019.07.25.

油圧ディスクブレーキ物語 完結編 〜僕がホースカットする理由(ワケ)〜

TEXT BY SQUADRA

皆様こんばんは。今日、守山市は雨が降らないと思ったのですが、夕方からバケツをひっくり返したような雨が降りましたね。

 

スタッフ松下です。

 

本日のブログは先日のブログの完結編であります。

 

当店がなぜ油圧ブレーキのホースカットをしているのか。

 

なぜエア抜き作業をやっているのか。

 

その理由を伺い知って頂ければ幸いです。

 

 

クロスバイクを例に挙げますが、自転車を輸送用の段ボールから出した時はシフトワイヤー(変速機関係)もブレーキワイヤーも、かなり長い状態で出荷されます。

 

⬇これが初期段階です。

ワイヤーの余りが長く、美しくありません。

 

そして、こちらの画像をご覧下さい。

オイルホースにオリーブがやや斜めに挿入されております。

レバーのタッチの柔らかさに定評があるはずの油圧ディスクブレーキで、やたらめったらレバーの感触が硬い個体があったので、オイルホースを抜いてみたらこの様になっておりました。

 

ちなみに、先日のブログでも登場しましたオリーブとインサートですが・・・

 

再利用出来ませんので、新しくインサート(ピンのようなもの)をインサート(挿入)します(笑)。

(ややこしくてスイマセン😓)

 

 

修正して、ブレーキレバーに差し込みます。

修正しましたら油圧ディスクブレーキ本来の軽いタッチになったので、おそらく斜めに入ったオリーブがオイルの流れを悪くしていたのでしょう。

 

当店がオイルホースを適切な長さにカットするのは、美しさの追求だけではなく、ブレーキのタッチを追求する為でもあります。

 

 

続きまして、エア抜きです!!

 

 

しばらくレバーを握ったり離したりしていますと、小さな気泡がプクプクと浮かんできます。

 

気泡が抜けきったらあとはブレーキレバーやシフターの位置を微調整してハンドル周りは完了です!!!

 

 

背景が違っていますが、ビフォーアフターで画像をご覧下さい。

 

ビフォー

 

アフター

(ちなみにこちらの画像はシフトワイヤーも適切な長さにカットしております)

 

 

いかがでしょうか?

 

ちょっとスッキリしたと思いませんか?

 

ちょっとした手間暇おひとつで、美しく機能的なバイクになります。

 

末永くお付き合いしてしていただけますバイクを、ぜひともご検討くださいませ!!

 

HAVE FUN!!

スクアドラ滋賀守山

 

 

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