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2018.09.20.

全日本最速店長選手権2018【レポート】

TEXT BY SQUADRA

昨日行われました、2018年全日本最速店長選手権はSNSをご覧の方はご存知【3位】でございました。

『全日本』と冠のついた大会で4年間連続表彰台というのは、本当に幸運な事であり、日々お世話になる方々へ、ひたすら感謝であります。

 

さて、今回の店長選手権は新旧入れ混じる店長達45名で争われました。

45名の中には、ガチの全日本チャンピオンやオリンピック選手、世界選手権代表、アジアチャンピオン等の元プロや、現役のアマチュア界最強クラスの店長も数名おり、日本ロードレース界を作ってきた歴戦の雄がひしめく、まさに全日本最速店長選手権。

各店長、己の看板を背負って立つ唯一の大会故に、責任感とプレッシャーは他の大会とは一線を画すのではないでしょうか。

脚力だけでなく、戦術、経験、努力、根性、忍耐、今ある全てを集大成にしなければ、優勝はできません。

なので私は毎年この時期になると、心も体もギリギリまで追い込んでおります。(仕事に支障の無い範囲で*サラリーマンはここ大事です)

 

 

過去4年間の中でも、良い感触で仕上げてこられた今年は、もちろん目標は『最速店長返り咲き』。

去年のような『最後まで後ろ』というレースはしなくて済むように練習は積んだので、あとはいかに戦術を決めるか、勇気をもって踏むかが勝負になりそうな予感でありました。

 

レースは例年通り14時スタート。

この日は雲がほとんどない、快晴です。

風が巻いているのか、体感では周回コースのほとんどで向かい風か横風のような感覚です。

 

序盤は基本姿勢は様子見でした。

周回が多い事と、なにより、私自身レースの前半はアップだと思ってやっている節がありますので、スロースタートです。

有力選手の入る10名規模の逃げがあれば、反応する。

というのが序盤の大まかな走りでした。

今年は10周毎にポイント周回が設けられていたので、どういう動きになるかも要チェックのポイントです。

例年に続き、序盤からアタックが頻発しますが、危険な集団の分断は無く、これもある意味、例年に続く展開です。

ポイント周回は思っていたよりもペースアップしましたが、対処範囲内で問題なしです。

 

中盤頃に一度、谷岡店長とのダブルアタックを敢行しましたが、数周回の後に集団に引き戻されます。

集団では、ペースが極端に下がる頻度も増え、その度に、逃げ集団が形成されました。

1度、40秒ほどのギャップが生まれる展開もありましたが、集団内に有力選手が多数残っており、こちらも逃げは吸収します。

 

逃げては吸収~を繰り返す。。。

 

頭の中では残り10周を切ってから、危険性の高い逃げが生まれるんじゃないか。。。と判断しておりました。

 

終盤

残り距離の短い状況では1秒の迷いが着順にはっきり反映されます。

予断を許す間はありません。

残り10周を切るタイミングから変わらずアタックはありますが、ここは残りの足の事は気にせず反応します。

ですが、勝負の分かれ目(確か残り6周)に安藤店長が集団の牽制を縫い単独アタック。

これは皆お見合い状態、誰が行くのかと1呼吸おく間に岩島店長が追走。

以後も続くが、岩島店長のキレが良くて追いつかない。

その間、集団も分裂する中、まずいこの展開。

もう追うしか術のない状況はすぐに判断できたので、一気に単独前を追うも、追走には決定的な力が及ばず、差を縮めるどころか開く一方。

最後まで諦めないで追走するも、その後ろ姿は見えず。

ただ後続の先頭は未だ3位表彰台争いがあるので、最後の力を爆発させて3位でフィニッシュとなりました。

 

先頭2人は、最後まで『果敢に闘う姿勢』を貫いておりました。

ロードレースは果敢に闘って勝つものだと思っていますが、勝利に値する素晴らしい闘いでした。

 

私の敗因は。。。

迷ってはいけない時に迷っていた。

勇気を出して踏み出さないといけない時に、踏む勇気が無かった。

勝機が巡るわけがありません。

 

来年は

果敢な走りが出来るように、精進したいと思います。

 

わくもと

 

今回、オンボードカメラでレースの映像を撮影していました。

また後ほど当店のYouTubeの方にアップいたしますのでご覧くださいませ。

 

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