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2017.11.02.

こんな時期こそオーバーホール(前編)

TEXT BY SQUADRA

先日の洗車講習会のブログはお読みいただけましたでしょうか?

これから走りに行かれる方も多いかと思います。
洗車はもちろん、自転車がお休みする時間をメンテナンスでさらに良いものにしてあげませんか?
本日のお題は

「 オーバーホール 」

です。
まず、オーバーホールとは何かご存知でしょうか?

オーバーホールとは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことです。

主なメリットは

  • ・部品単位で分解を行うので、部品単位の点検・交換が簡単。
  • ・交換される部品によっては、新しく改良を加えた物を使用することが簡単になり、製品が造られた時よりも信頼性が上がることも。

 

主なデメリットは

  • ・細かく分解するため、多くの手間と時間がかかる。
  • ・再組み立ての際、ある程度の技術と知識が必要。

ということで、お店で依頼する方が多いです。
本日は、オーバーホールのご依頼を受けた自転車を参考に「なぜオーバーホールが必要なのか」をお伝えさせていただきたいと思います。

今回、ご依頼があったお客様の愛車は、往年の名車「ゲイリーフィッシャー」というトレックの仲間です。
調べてみましたが、いつの頃のか特定することができませんでした。
とりあえず、相当長く乗られてきたバイクというのはたしか…

涌本店長も丁寧に丹精込めて作業させていただいてます。

トレックでは毎月1度程度、プロショップのメカニックに点検をしてもらうことを理想としています。
月に1度しっかりメンテナンスをしていればオーバーホールは必要ないかもしれませんが、定期メンテナンスでは見切れない場所に摩耗や劣化が進んでいるケースが意外と多いです…

この摩耗や劣化を放っておくと、本来の性能を100%発揮出来ないのはもちろん、破損や事故につながることもしばしば…

 

高いお金を出して買った自転車でそんなことは起きてほしくないはずです。

 

お客様のバイクに戻ります。
このように部品のネジやボルトも一つ一つ外して点検しています。

涌本店長によって磨かれ、整備されたリアブレーキです。
きれいに掃除され、見た目も性能もUPします!

そして、今回の難所
ブレーキの台座(?)でしょうか。
こちらは、明日の後編でどうなるかをご覧頂きたいと思います。

 

スポーツバイクにとってオーバーホールは不可欠です。これをやるかやらないかで車体の寿命が左右されるといっても過言ではありません。年に1度の大掃除であるオーバーホール、ぜひ行ってください。また、レースの後や雨天での走行後は、普段以上に車体が摩耗している場合があります。そういった環境での使用が多い方は年に1度ではなくできるだけ早いタイミングでオーバーホールを行うことをおすすめします。

TREKのHPでも、オーバーホールの重要性をご説明していますので、お時間がある時にお読み下さい。
https://www.trekstore.jp/enjoy-bike/36550

秋冬も安全で楽しいバイクライフを!!

 

Have Fun!
スクアドラ滋賀守山

 

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