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MEDIA OF BICYCLE AND STORE

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2019.04.08.

マウンテンバイク談義

TEXT BY SQUADRA

こんばんは!

本日のブログは、以前、当店内にて行われたマウンテンバイク(MTB)についての対談を掲載させていただきたいと思います!

今まで、気にしていなかった方や、気にはなっていたけどなかなかふれる、やる機会がなかった方々、既に始められたり、実際にMTBを楽しまれてる方、いろんな方々に少しでもご興味を持っていただければ幸いです😊

以下

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今、ひそかにブース再来といわれているマウンテンバイク。

今回はそのマウンテンバイクについて、本場ヨーロッパでロードレース経験を積み、最近はどっぷりマウンテンバイクにはまり込んでいる涌本店長(以下 W)と

99年マウンテンバイクダウンヒルアジアチャンピオンを獲得し、現在はトレックジャパン勤務で、このスクアドラ守山の立ち上げに協力して頂いた竹本さん(以下 T)をゲストに、マウンテンバイクについていろいろと聞いてみました。

W:わざわざ守山までお越し頂きありがとうざいます。

T:お店がオープン当初に比べててにぎやかになりましたね。涌本店長も最近はMTBばかりだと聞きましたが。

W:そうなんですよ。今日も朝から7時間乗って!

T:7時間ですか!ほぼ耐久レースですね。

W:マウンテンでトレイル走るのが楽しくて。乗るようになってからはお客様にその楽しさを伝えれるようになったのですが、逆に悩みもいろいろありまして。

T:でもとりあえず楽しく乗るということが1番いい事ですね。で悩みというのは。

W:もっと深く入り込みたいのですが、なんせ私もビビリながら下るという状態でして。

T:自分のペースでゆっくりでもいいのですが、セッティングはしっかりした方がいいですね。あと装備も。

W:装備としては当店でプロテクター(※1)やグローブなんかも今販売してみようとIONのものを入れてみたのですが。

T:登りはバックパックにプロテクターや食料、工具なんかを入れていけばよいと思いますが、間違いというかあまり慣れてないライダーが装備不足になるのが
工具よりもどちらかといえばパーツが必要。

W:それってどういうものですか?

T:バイクは事前整備をしていれば、途中でネジが緩むっていうことはあまり考えられないけど、山でトラブルが起きるとしたらパンクや転倒や、枝などの巻き込みトラブル。こういった場合は大半が工具だけでは直らないので代替のパーツが必要。
ただ、もう1台分の予備を持つのは重量も現実的ではないので、チューブ、チェーンのコマはもちろんなんだけど、パンクのパッチやガムテープ、タイラップなんかが有効。工具もアーレンキーは当然で小さいペンチやハンマーの変わりになるようなものが有効。
これは転倒してシフトレバーやブレーキレバーが折れたときにテープとタイラップでぐるぐる巻きでなんとか山から出てこれるとか、タイヤが切れたらテープを折りたたんで裏から貼るとかとにかく遭難しない対策が必要ですね。修理というよりは無理やりなんとかして山を出るというイメージですね。

W:私は自転車屋なので何とでも出来ると思うのですが、初心者は一人で行かないほうがいいですね。

T:そうですね。一人は絶対にダメですね。仲間と一緒に楽しむのがマウンテンバイクってイメージもありますし。

W:あとタイヤもどんな感じですかね?

T:空気圧が少ないですね。(タイヤをさわって) 下りはゆっくり走るほうがブレーキを掛けている時間が長いからパンクもしやすい。
私はかなり高圧で入っています。もちろんタイヤの種類によりますが基本2bar前後です。

W:それって跳ねませんか?

T:確かに跳ねやすくなるのですが、パンクのリスクや、あと基本的にはサスに重点をおいてますね。
登りは確かに空気圧によってスリップ防止になるのですが、下りの場合はタイヤのクッションのたかだか2センチくらいの動きよりももっと動くのでサスが重要になってきます。そのときに足回りの軽さも重要。

W:カーボンホイール(※2)の有効性がまだあまり実感がないのですが。むしろふらつくような。

T:ロードは回転やダンシングで軽いという印象ですが、マウンテンはサスが上下に動くのでホイールが軽いと
ギャップの追従性が格段にあがります。なので重いホイールで空気圧抜いてグリップ稼ぐより、
空気圧上げて、カーボンホイールにした方が圧倒的に路面との追従は高くなります。空中に浮いている状態が長いと、いくら空気を抜いても地に足がついていないので意味ないですからね。もちろんジャンプとかではなく、ギャップで跳ねられる程度の追従性の話です。スロー再生したらよくわかりますよ。タイヤが風船みたいな空気圧だと
逆に跳ねてコントロール出来なくなりますし。登りは空気圧でかなり楽できますが、登りで大怪我ってあまり聞いたことないですからね。
下りでフロントがいきなりバーストなんか考えただけでも恐ろしい。

W:それはいいこと聞きました。よし!カーボンホイールがめっちゃほしくなってきました。

T:最近はタイヤの幅も広がってますし、そこまで低圧にしなくても十分に接地面積はかせげます。
重要なのはトラブルなく楽しく帰ってくるって事が1番ですから。

W:そうですね。是非次回トライしてみたいと思います。
滋賀県は山が多いので、以前居た大阪よりは環境はいいですからね。

T:是非今度乗りに行きましょう。

※1 https://www.sports-w.com/bike/ion/

※2 https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%BC/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E8%BB%8A-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF-%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF-%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/bontrager-kovee-elite-30-tlr-boost-29-mtb-wheel/p/25491/?colorCode=black

プロフィール

竹本将史

1977年生まれ

1998年 アジア大陸マウンテンバイクダウンヒルチャンピオン

2018年 全日本選手権ダウンヒルマスターズチャンピオン

マウンテンバイクパーク設立や各種イベントのプロデュース、DJなどマルチに活動。
現在はトレックジャパン勤務 このスクアドラ守山の立ち上げに大きく関わる。

 

涌本正樹

1988年生まれ

2008年 全国都道府県対抗大会ロードレース優勝

2008年 シマノ鈴鹿国際ロードレース準優勝

2012年 スズカ8hエンデューロ ソロ部門58周

(歴代最高記録保持)

スクアドラ滋賀守山店長

現在は毎週のトレイルライドを欠かさないほど、マウンテンバイクにどっぷりはまっている。

 

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スクアドラ滋賀守山

 

 

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