【フルワイヤレス】スタッフ下野コンポ載せ替えました Part3【New GRX】
皆様、こんばんは。スタッフ下野です!
今回は大変お待たせしました三本立てラスト!GRX実走レポートです!
さて、コンポーネントを載せ替えたのが8月のお盆あたり。
それからヒルクライム中心に4回ほどライドをしてきました。
フロントシングルにして気になるところは2点。
1点目は本当に51Tまで必要なのか。
一番軽い状態(ロー側)でのギア比は40÷51の約0.78
1:1で、ひーひー言いながらも斜度が10%を超える坂も上ってきたので、51Tがあってよかった!と思えるライドができるのかと少々ドキドキします。

2点目はこのギア比で下りや平坦で調子が良くなってきたときに踏み切らないか。
一番重たい状態(トップ側)でのギア比は40÷10の4
これまでの50÷11の約4.55よりは小さくなりますが、フロントダブルの時でもそこまで使ったことはないのでおそらく大丈夫だろう。
との計算です。

では実際どうだったのか。
勾配緩めの勝尾寺から、きつい坂が続く葡萄坂まで走ってきまして
結論。
GRXに組み替えてよかった!!
なんといっても斜度10%を超える坂に出会ったとき、これまで心が折れるギリギリだったところでも走り切ることができました。
特に葡萄坂では、いつも中盤の鳥居が見えたところでもう足を付こうかと諦めモードに入ってしまうのですが、さすが51Tですね。
もう心の余裕が違う。
もちろん頑張っているので息は切れるし足は痛いけれど、「もうやめたい」とは一切思いませんでした。
いつもは重くて一生懸命踏むしかなかったペダルが、回せる感覚になったのも感動ポイントです。
ギア比で見るともちろん1:1の方が大きいので、クランク1回転で進む距離は短いですが、回せるようになったことでむしろ登りのタイムは速くなっていました。


とはいえ葡萄坂ぐらいきついところに行かなければ、ほとんど1:1くらいのギア比(39T)で登れます。
が、少しきつくなってきたなというところであと1枚、2枚、余裕があるのはやっぱりいいところです。
ロングライドの道中で激坂に遭遇した時、足と気持ちを残して帰ってこれる。
登りに慣れている方にもおすすめのカスタムだと思います。

話は変わってトップ側。
普段下りでは怖くてペダリングを止めてしまう私ですが、勝尾寺からの下りではそこまで斜度もないのでちょっと重めのギアで回してみました。
ぐんぐんスピードが出るのが楽しくて気が付いたらチェーンはトップ側に。
勾配の比較的緩やかな下りなら踏み切ってしまいますが、逆に言うと下りでしか使わないので私にとっては無問題です。
私はフロント40Tで組みましたが、それでは物足りないという方には42Tで組むのもおすすめです。
かくいう私も、もっと足が鍛えられてきたら42Tに変えてもいいかもしれないなと思っております。
今回発売された新作のGRXのリアディレイラーは10‐51Tのスプロケット用のSGSオンリーですが、ですが、ちょっと前に発売されましたMTBコンポーネントのXTRやDeore XTのフルワイヤレスリアディレイラー(GS)を使用すれば9‐45Tのスプロケットも使用可能です。
そこまで大きすぎるギアは必要ないけれど、フロントダブルは持て余すし、もう少し軽いギアが欲しいという方にピッタリだと思います。
ちなみにSTIレバーが無線接続できるものならそのまま使えますので、DURA-ACEでも、ULTEGRAでも、105でも使えます。
リアディレイラー、チェーンリング、チェーン、スプロケット、フリーボディ(交換可能な場合。ホイールの交換が必要な場合もあります。)といった、ドライブトレインの交換で完了なので、比較的交換作業も時間がかかりません。
今回のコンポーネントの載せ替えですが、私は本当にやってよかったと思うカスタムでした。
特にもともと車重の重いDomaneなので、これまでホイールやハンドルを軽いものに変えてきてどうにかヒルクライムを楽にできないかと模索してきましたが、この組み替えが間違いなくベストだと思います。

少しでもいいなと思っていただけましたら、ぜひご相談くださいませ。
以上、スタッフ下野コンポ乗せ換えましたのGRXインプレ編でした!


